蝉しぐれ

最近、朝の気温が冬に逆戻りしたような寒さが続きますね。

寒さが苦手な身としては早く暖かくなって欲しいものです・・・

さてそんな今の季節には合わないタイトルですが(笑)

蝉しぐれ

(画像はamazonさんから)

時代小説の第一人者、藤澤周平の長編小説です!

東北地方、海坂藩。

主人公の牧文四郎はこの小藩の藩士である、牧助佐衛門の養子でありました。

彼にとって目標である父を超えるために毎日道場へと通い、勉学を学ぶ。

そんな真面目な少年が最近気にかかることと言えば隣に住む2、3下の少女、ふくのこと。

蛇に噛まれたふくを助けたり、共に夏祭りへ行ったり・・・

淡く募る恋心とは裏腹に、時は残酷なまでに厳しく流れていきます。

文四郎の父は藩の派閥争いに巻き込まれ、牧家はお家存続の危機に。

そんな中ふくは江戸の藩主の元へ奉公に行き、その寵愛をうけるようになり・・・

東北の美しい自然の中で描かれる甘酸っぱくも切ない恋模様。

ワンシーンワンシーンが心の奥底に眠る懐かしい思い出を甦らせてくれるような、素敵な風景描写、心情描写に溢れる小説です(^^)

何よりラストシーンは必見。心を良い意味で抉られます(笑)

この小説もテレビドラマ化、映画化しているのでこちらもぜひ!

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2014年04月09日 9:25 AM




 

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