先週降り続いた雨の影響で、桜の枝に所々緑の葉っぱが見え始めましたね。
桜の見頃は本当にあっという間で・・・でもその潔さが我々日本人が桜を好きな理由の一つでもあるような気がします(^^)
さて、4月と言えば新しい年度の始まり。毎日楽しみ?それとも憂鬱?にカレンダーを眺める人も多いのではないでしょうか。
そんな現在の日本で使われている暦の基礎は江戸時代にとある人物によって作られました。
渋川春海。
『天地明察』は暦の改定と言う大事業に一生をかけたとある偉人の物語です。
主人公の安井算哲(後の渋川晴海)は代々碁打ちとして将軍家に仕えてきました。
しかし、しきたりに定められた定石どおりの勝負ばかり。
若い算哲は心からの、自分の全てをかけられるような勝負を熱望しておりました。
そんな中起こった暦にない日食。
古くは中国から伝わった暦はずれにずれ、もうその体をなさなくなっていたのです。
そしてある日会津藩主保科正之が数学狂いの算哲にあることを命じます。
「天地を須らく明らかにせよ」と。
話の大筋は大体こんな感じですが、この物語の魅力は何と言っても一人の人間が一生をかけて成し遂げる事業への情熱、人から人へ受け継がれていく熱い意思を描いた所に有ると思います。
もちろん何から何まで上手くいくなんてことはあり得ません。
この主人公も大きな失敗をしでかしながらも確実に前に進みながら遂に暦の改訂という歴史的偉業を成し遂げます。
いやーこの失敗で折れるか、それとも自分を奮起できるかで凡人かそうでないかが分かれるのでしょうね(笑)
凡人の中の凡人の私も、この本を読んだら何か挑戦してみたくなるから不思議です(^^)
とりあえず身の回りの生理整頓からでも・・・
この作品映画にもなっていまして主演は岡田准一、その奥さん役に宮崎あおいちゃんが出演しています。
原作と同じくらい素敵な作品となっておりますので、こちらも興味を持たれましたらどうぞ(^^)
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株式会社D-BRAIN
2014年04月07日 11:31 AM